空はどこまでも澄みわたり、木々や竹やぶは雪を重そうにぶら下げていた。 まだ日は登り始めたばかりのようだ。 薬研「寒いなだが悪くねえ。」 今までで一番美しかった。 だが、これが本来の山の姿なのだろう。 多分、昨日来た少女だ。